川の流れの各部の名称と特徴について

      2016/11/14

川の流れは、流域の地形によって、大きく
変化します。

様々に変わる川の流れには、いろんな名称が
付けられています。

川の流れ

川は、流れの緩やかな淵と、流れの
速い瀬から成り立っています。

更に、淵は淵とトロ場に、瀬は早瀬と
平瀬に分けられます。

トロ場は、淵よりもやや流れが速くて、
水深が浅い所です。

平瀬は、早瀬よりも流れが緩やかで水深が
浅い所になります。

実際には、どこから瀬が始まったのか分から
ないまま、チャラ瀬が続くものや、淵から
一気に荒瀬になり、そのまま淵まで落ち
込んでしまうような瀬もあります。

川の流れは、上流域か中流域かによっても、
また、流域の地形によっても変わりますが、
もっとも典型的な瀬の形について解説したい
と思います。

瀬頭と瀬肩

流れの緩やかなトロ場から次第に加速して
瀬に移りますが、流れが瀬に落ち込む先端の
部分、即ち、一つの瀬の始まりが「瀬頭」で
、瀬頭の両側の岸寄りの部分が「瀬肩
です。

瀬頭は、川底の傾斜や水量によって、流れの
強弱はありますが、白く波立っているのが
一般的です。

増水時に、小石は流されても上流から流れて
来た小石が積み重なっていて、何時も同じ
ような落ち着いた形態を保っています。

瀬頭から落ち込んで、流れの幅が狭まり、
水流が流心へ絞られて行く部分が
吸い込み」と言います。

流心と瀬脇

瀬の中で、最も流れが速い、流れの中心部分
が「流心」で、その両側が「瀬脇」です。

「鮎は瀬に付く」と言われますが、鮎の数は
瀬脇の方が多いです。ですから、瀬脇から
オトリを入れることです。

瀬脇が片寄って広くなっていると、「ザラ瀬
」、「浮き石」、「ゴロタ石」が出来ます。

流心から瀬脇にかけて、次第に浅くなって
いる部分を「駆け上がり」と言います。

瀬頭から吸い込みに入った流れは、再び川幅
を広げて瀬に続きます。

荒瀬

瀬は、底石の大小や川底の傾斜などによって、
荒瀬、ザラ瀬、チャラ瀬などに区別されて
います。

荒瀬(ガンガン瀬)」は、傾斜があって
川底に大石が転がっていて、流れに起伏が
出来ていて、泡立った水流がしぶきを上げて
流れている所です。

流勢が強く川底の落差が激しいので、川底は
不動の大石で固められています。

ザラ瀬とチャラ瀬

流心部のような強い流れとは違って、川幅が
広がり、流れも緩やかになったところです。

ザラ瀬」は、流心が川の中央よりも
片寄った、広い方の瀬脇に出来ます。

水通しが良いので、良質のアカが付き、鮎が
鮎が多く集まるところです。

チャラ瀬」は、ザラ瀬ほど水深が無く、
川底の石も小さいので、流れが緩やかで、
水面にはさざ波が立っています。

底石もあまり大きくありませんし、水深が
30~40センチで、さざ波が立っている
ような静かな流れをしています。

チャラ瀬には、鮎の数は多いですが、遊び鮎
が多いです。

瀬尻

瀬尻は、一つの瀬が終わる所で、底石は
小さくなり岸に向かって緩いカケアガリに
なっていることが多いです。

所々に、大きな石が点在していると、流れ
に変化が出来て、ヨレが出来ることもあり
ます。

荒瀬をすぎると、瀬はやや浅くなり、
「瀬尻」から「深場」へと落ち込んで
行きます。

瀬尻からの流れが、対岸の岩盤や大石など
に当たり、川底を大きく深くえぐって
「淵」を作ります。

」は、流れが緩やかで、渦を巻いたり
していて、川底が見えないほどの水深が
ある場所を指します。

淵を出た流れは、トロ場に入って、ゆったり
と流れて行きますが、川底に小石が多くて
浅い「チャラ瀬」や「駆け上がり」を作って
います。

淵尻は、次第に浅くなってトロ場になり、
次の瀬へと移って行きます。

ヨレ場とカマボコ

淵の中に大石があったりすると、流れが
逆流したり、川底の小砂利を盛り上げて、
「カマボコ」を作ったり、流れが変化して
「ヨレ場」となります。

また、トロ場の中に大石が所々にあると、
その周囲の水流が二つに分かれたり、巻い
たりしている所がありますが、そんな所を
ヨレ場と言います。

また、大きな石の裏側の少し離れて小石が
盛り上がっている所がカマボコです。

まとめ

1、川の流れは、流れの緩やかな淵と、
  流れの速い瀬から成り立っています。

2、瀬頭と瀬肩は、トロ場からの流れが
  瀬に落ち込む先端の部分で、一つの
  瀬の始まりが瀬頭です。

  その瀬頭の両側の岸寄りの部分が
  瀬肩です。

3、流心と瀬脇は、瀬の中で、最も流れが
  速い、流れの中心部分が流心で、その
  両側が瀬脇です。

4、荒瀬は、傾斜があって川底に大石が
  転がっていて、流れに起伏が出来て
  いて、泡立った水流がしぶきを上げて
  流れている所です

5、ザラ瀬は、水通しが良いので、良質の
  アカが付き、鮎が鮎が多く集まる所で
  、チャラ瀬は、鮎の数は多いですが、
  遊び鮎がほとんどです。

6、淵は、瀬尻からの流れが、対岸の岩盤
  や大石などに当たり、川底を大きく
  深くえぐっているところです。

7、ヨレ場は、トロ場の中に大石があると、
  その周囲の水流が二つに分かれたり、
  巻いたりしている所。

  カマボコは、大きな石の裏側の少し
  離れて小石が盛り上がっている所。

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