鮎の遡上性と闘争性 

      2016/11/08

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鮎の特性には、主に、遡上性と
闘争性があります。

鮎はエサ場を確保するために縄張りを
作りますが、その縄張りを守るために、
縄張りの圏内にはいって来た、どんな
魚に対しても猛然と追っ払う強い
闘争性を持っています。

その鮎の闘争性を利用した釣りが
友釣りです。

鮎の遡上性について

秋に孵化した鮎は、卵黄を付けたまま、川の
流れに乗って海に下り、淡水と海水が
混じっている汽水域で、ワムシなどの
プランクトンを食べて育ちます。

春になり、川の水温と海水温が、ほぼ同じ
くらいになると、河口近くに集まった鮎の
群れの中の大きいものから順に群れを
作って遡上を始めます。

この頃の稚鮎の体長は5~6センチほどです。

鮎が遡上する距離は、その川の条件にも
よりますが、通常一日に2キロメートル
ぐらいと言われています。

遡上する日の気温や水温によって、多く遡上
する時と、ほとんど遡上しない時があります。

暖かい日が続くと、活発に遡上しますし、
水温が下がると遡上を止めることがあります。

また、春先に渇水になると、遡上も少なく
なります。

近年は、各河川とも、ダムや堰が作られて、
鮎が遡上出来なくなった河川が多くなり
ました。

そこで、天然鮎が遡上する河川でも、河口
近くで3~5センチ程の稚鮎を採捕したり、
堰やダムの下にたまっている稚鮎を
採捕して、上流へ放流しています。

天然鮎の遡上距離は、ダムなどがなければ、
100キロメートルにも及びますが、
湖産鮎は放流地点の上下に10キロ
メートルだと言われています。

5~6月頃になると、少しずつ群れを
離れて、適当なエサ場を見つけて住み着く
ようになります。

そして、水温が安定する7月中旬頃まで
には、ほとんどの鮎が、遡上を終えます。

鮎の闘争性について

鮎は、石に付いたコケを食べるようになり、
体長が15~18センチくらいになると、
縄張りを作るようになります。

縄張りを作っても、その場所に住み着いて
しまうことはなく、夜には、安全な深場や
淵へ移動します。

鮎の闘争性は、湖産鮎が天然鮎よりも強い
です。

湖産鮎は良いエサ場を見つけると、そこに
住み着く「居付き鮎」になることも多い
です。

闘争性の強い湖産鮎は、掛け針に掛かって
も、なおオトリ鮎を追うこともありますし、
また通り鮎にも襲いかかるほどです。

湖産鮎は、他の鮎よりも闘争性が強い
ために、小さいうちから、縄張りを作る
傾向にあります。

天然鮎や海産鮎は、湖産鮎のように非常に
激しく追いはしませんが、追う時の
スピードは速くて直線的です。

縄張りへの侵入者を追い出す時、強い鮎が
先住者の縄張りを奪う時、オス同士の
争いの時に、鮎の闘争性が発揮されます。

また、闘争性が強いために、縄張りに侵入
する鮎ばかりでなく、どんな他の魚に
対しても、激しく追い出そうとします。

まとめ

1、遡上性については、春になり、川の
  水温と海水温がほぼ同じくらいに
  なると遡上を始め水温が安定する
  7月中旬頃までには、遡上を終え
  ます。

2、闘争性については、湖産鮎が天然鮎
  よりも強く小さいうちから、縄張りを
  作る傾向にあります。

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